誰しも一度は経験のある”二度寝”。 「あと5分」「あと10分」と二度寝し、結果的に慌てて家を飛び出すことになった…なんてこともあるでしょう。 二度寝はとても気持ちが良いものです。 しかし、いつも以上に眠気を感じやすくなったり、時間に余裕がなくなったりすることも。 そこで今回は「二度寝をしない方法」を8つご紹介します。

二度寝は気持ち良い!しかしデメリットも…

朝の二度寝はとても気持ち良いですが、その反面デメリットもあります。
ここからは、二度寝のデメリットを2つご紹介します。

脳が十分に休まらない

二度寝が気持ち良いと感じる理由は、リラックス作用を持つ「エンドルフィン」というホルモンの分泌にあります。

二度寝をしているとき、人間の脳内ではエンドルフィンが分泌されます。
これにより心身がリラックス状態となるため、うとうとしている二度寝の時間は気持ち良いのです。

しかし、数分~数十分の二度寝をしたところで、浅い眠りの場合がほとんど。
睡眠の質も決して高いとはいえないため、ほとんど脳の休息にはなりません。

ストレスに繋がる可能性がある

たった数分、数十分だけと二度寝をしても、結局起きた時間が家を出るギリギリになってしまうことがあります。
その場合、焦って準備をすることになり、精神的なストレスに繋がる可能性が。

また、仮に仕事や学校に遅刻してしまった場合、さらに強いストレスになることも考えられます。その結果、二度寝や遅刻に対する不安や恐怖心が芽生え、夜に眠れなくなったり寝つきが悪くなったりする可能性があります。

これでは心身に不調をきたしてもおかしくないため、二度寝はしないほうが良いといえるでしょう。

二度寝をしない8つの方法

二度寝にデメリットがあると分かっても、朝の眠気に勝つことは簡単ではありませんよね。
では、どうしたら二度寝の誘惑に打ち勝てるのでしょうか。
ここからは、二度寝をしない方法を8つご紹介します。

少しだけカーテンを開けて寝る

二度寝をしない方法1つ目は、少しだけカーテンを開けて寝ることです。
人間の体は朝に光を浴びることで目覚めます。

朝に光を浴びることには、体内時計を整え、気分がスッキリした状態で動き出せるというメリットがあります。

そのため、寝る前に少しだけカーテンを開けておくとで自然に起きられるようになります。
事前にカーテンを開けておけば部屋に光が入ってくるため、眠くて動く気力のない朝でも安心です。

離れた場所にアラームを置く

起きた直後は動く気力がない場合がほとんどです。
そのため、アラーム音が聞こえていても無意識に止めてしまい、二度寝に繋がる可能性があります。

そこでおすすめなのが、離れた場所にアラームを置くという方法です。
これにより強制的にベッドから出なければいけなくなるため、二度寝を防げます。

ただし、あまりにも離れているとアラーム音が聞こえなくなる可能性があるため、ベッドからニ、三歩の場所が望ましいです。

軽く体を動かす

目覚めた直後に軽く体を動かすのもおすすめです。
体を動かすことで血行が促進され、交感神経の働きを促す効果があります。

伸びたり、手足をバタバタと動かしたり、手のグー・パーの動作を繰り返したりするなど、軽く体を動かしてみましょう。

枕元に飲み物や食べ物を用意しておく

枕元に飲み物や食べ物を用意しておき、起きた直後に口にするのも有効です。
中でも朝のコップ一杯の水は、胃腸に刺激を与え、自律神経の切り替えを促す効果があります。

また、コーヒーや炭酸飲料も二度寝の予防に効果的です。
ただし、胃腸に強い刺激となり、人によってはお腹を壊す可能性があります。

食べ物の場合は、ミント味などの刺激系のガム・タブレットがおすすめです。
体の内側から刺激を与え、二度寝を防ぎましょう!

スマートフォンを触る

寝る前のスマートフォンは眠りを妨げますが、起きた直後は効果を発揮します。
これはスマートフォンの画面から出るブルーライトの影響によるものです。

ブルーライトは太陽光にも含まれているため、朝に浴びることで眠気を飛ばし、脳と体を活発にする効果があります。

そのため、起きた直後にSNSやメールのチェック、ゲームなど、スマートフォンを触ると良いでしょう。

朝に予定を入れる

旅行などの特別な予定があるときは自然と起きられる人が多いのではないでしょうか。
「起きなければいけない」という意識を持つことで、目覚めやすくなります。

そこでおすすめなのが、朝に予定を入れるという方法です。
この際に重要なポイントは、人との約束に関する予定を入れることです。

特定の時間に電話やメールをしたり、会ったりする予定を入れることで、絶対に起きなければいけないという意識が芽生えます。
その結果、二度寝を防げるため、大事な予定はあえて朝に入れると良いでしょう。

寝る前にアミノ酸を摂取する

睡眠時間は十分に取れているものの、起きたときに疲れが残っていたり、寝た気がしなかったりすることはありませんか?

十分な睡眠時間を取ることは基本ですが、もかなり重要です。
質の良い睡眠を取ることでスッキリと目覚められ、気持ちの良いスタートを切れます。

味の素KKの研究によると、質の良い睡眠を取るためにはアミノ酸の「グリシン」が役立つことが分かっています。
したがって、寝る前のアミノ酸の摂取は目覚めのサポートになるといえるでしょう。

睡眠アプリを使用する

人間は睡眠中、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」を繰り返しています。
しかし、アラームは眠りの状態に関わらず設定した時間に鳴ります。

そのため、深い眠りの状態で起きると、イライラや強い眠気が生じ、二度寝に繋がる場合があります。

その点、睡眠アプリには浅い眠りの状態で起こしてくれるという機能がついています。
浅い眠りの状態で起きれば、イライラや強い眠気などの不調が抑えられ、スッキリと目覚められるでしょう。

自分に合った方法で二度寝を防ごう!

今回は「二度寝をしない方法」を8つご紹介しました。
朝の眠気の誘惑に勝つことは、誰にとっても難しいものです。

しかし、二度寝にはデメリットもあるため、やはりスッキリと目覚めるに越したことはありません。
今回ご紹介した方法の中で自分に合うものを試し、二度寝を防ぎましょう!