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実は食べられる野菜や果物の意外な部分
野菜を料理するときや果物を食べるとき、皮をむいたり、種を取ったりなど、気づいたら捨てる部分ばっかり…なんて経験はありませんか?
しかし、食べられないと思っている部分が、本当は食べられるかもしれません。
食べられる部分を捨ててしまうと、お金と一緒に栄養を捨てることになります。
捨てがちな部分を活用して余すことなく食べれば、体も地球も大喜びのはず。
ここからは、実は食べられる野菜や果物の意外な部分についてご紹介します。
メロンの種
甘くてジューシーなメロンですが、種を捨ててしまう人がほとんど。
しかし、メロンの種にはたんぱく質、ビタミンE、食物繊維、マグネシウムなどの体に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
おすすめの食べ方は、果肉と一緒にミキサーにかけ、ジュースにするというもの。
また、種を水洗いした後に電子レンジで加熱して水分を取り除き、オーブンやフライパンで焼けばカリカリの食感がクセになるおやつに大変身!
にんじんの皮
にんじんの皮をむいたら、すぐに捨ててしまう人も多いのではないでしょうか。
にんじんは老化防止の効果があるβ-カロテンが豊富なことで知られていますが、なんと皮に多く含まれているのだそう。
そのため、皮ごと食べればβーカロテンをたっぷり摂取できます。
にんじんの皮をきんぴらにしたり、サラダに加えたりするのがおすすめです。
かぼちゃの種とワタ
かぼちゃの種とワタを捨てる人は多いですが、実はこれも食べられる部分の1つです。
カボチャにはにんじんと同様にβ-カロテンが含まれています。
実は皮やワタに含まれるβ-カロテンは、実に含まれる量の約2倍と言われているのだそう。
また、カボチャの種には抗酸化作用のあるリグナン類や、コレステロール値の上昇を抑えるリノール酸が含まれています。
皮やワタも全部入れて煮込めば、甘くて柔らかいカボチャを丸ごと食べられます。
種はフライパンで炒めると、おつまみやおやつになりますよ。
しいたけの軸
しいたけの軸には、歯や骨の強化に効果のあるビタミンD、整腸作用のある食物繊維、血圧の上昇を抑えるカリウムが豊富に含まれています。
また、しいたけの軸はカサよりも旨味や栄養がたっぷり含まれているのだそう。
しいたけを調理する際は、カサと一緒に軸も刻んで加えるのがおすすめです。
ただし、軸の先端部分である「石づき」は食べられないため、切り落としましょう。
オレンジの皮
香り豊かなオレンジの皮には、食物繊維やビタミンCがたっぷり。
果肉と一緒にミキサーにかけてジュースにしたり、すりおろして肉や魚に添えたりするなど、ちょっとした工夫を加えれば美味しく食べられます。
ブロッコリーの茎
ブロッコリーは廃棄率が高く、捨てる部分が多い野菜と言われています。
しかし、捨てられがちな茎には様々な栄養が含まれており、なんとつぼみよりも栄養豊富なのだそう。
中でもビタミンC、カリウム、カロテンが豊富に含まれています。
ビタミンCの量はレモンの2倍とかなり多く、ブロッコリーの茎を100g食べれば1日分のビタミンCを摂取できます。
他にも葉酸や食物繊維が含まれているため、捨てるにはもったいない部分です。
外側の硬い部分をピーラーで切り落とし、炒め物やナムルなどにして食べると美味しいですよ。
キャベツの芯
葉のように柔らかくないキャベツの芯は、どうしても捨てがち。
しかし、キャベツの芯には葉の部分と同様に、ビタミンCやカルシウム、カロテンなどの様々な栄養が含まれています。
また、食物繊維も豊富に含まれており、その含有量は葉の部分よりも多いのだそう。
糖質やカロリーも低いため、ダイエット食材としても活躍してくれます。
キャベツの芯のおすすめの食べ方は、カリッとした食感が楽しめる漬物や煮物です。
葉の部分と一緒に刻んで餃子に入れるのもおすすめ!
ほうれん草の根元
ほうれん草の根元を切り落としていませんか?
実は根元の部分には、骨の形成に必要なマンガンや抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。
また、ほうれん草の根元は葉や茎よりも糖質が多く含まれているため、甘みがあって美味しい部分です。
土を水で綺麗に洗い流したら、根元も一緒に茹でて食べましょう!
セロリの葉
セロリは茎はもちろん、葉にも栄養がたっぷりな野菜です。
中でも、エネルギー代謝に重要なビタミンB1やB2が多く含まれています。
また、葉に含まれるβ-カロテンの量は、なんと茎の約2倍なのだとか。
生のままサラダにして食べたり、炒め物やスープに加えたりするのがおすすめです。
捨てがちな部分も上手に活用すれば美味しく食べられる!
今回は、実は食べられる野菜や果物の意外な部分についてご紹介しました。
こうして見ると、意外と食べられる部分が多いと感じませんか?
これをきっかけに、地球や健康のためにも捨てがちな部分を上手に活用していきましょう!