「人と一緒にいると疲れる」「1人でいるほうが楽」といったように、人間関係に悩みを抱えている人は少なくありません。 人間関係の悩みは、大きなストレスになります。 そこで今回は、人間関係に疲れる理由や対処法についてご紹介します。

人間関係に疲れる4つの理由

人間関係の中で得られる楽しさや学びは多いですが、ときには疲労やストレスを感じる場合もあります。

では、なぜ人間関係に疲れてしまうのでしょうか。
ここからは、人間関係に疲れる理由を4つご紹介します。

周りの目を気にし過ぎている

人間関係に疲れる理由1つ目は、周りの目を気にし過ぎているというものです。
「〇〇だと思われたらどうしよう…」という不安は、気疲れやストレスの原因になります。
自分の言いたいことややりたいことを我慢するようになり、生きづらさを感じてしまうことも。

中でも「過去に人からひどく傷つけられた経験がある」「自分に自信がない」といった人は、過剰に周りの目を気にする傾向があります。

親しい友人の目さえ気にしてしまう人も多いため、なかなか心を開けず、人間関係に疲れてしまうのです。

嫌われることへの恐怖心がある

嫌われることへの恐怖心がある場合も、人間関係に疲れやすいです。
「嫌われたくない」という気持ちが強いと、”本当の自分ではない自分”を演じてしまい、疲労やストレスに繋がります。

また、相手の様子がいつもと違うことで「嫌われたかも…」と過剰に反応してしまう人も少なくありません。

誰にでも嫌われることへの恐怖心は少なからずあるかもしれませんが、あまりに気にし過ぎると自分らしさを失ってしまうでしょう。

人に影響されやすい

共感性が高い人は、周りに影響されやすい傾向があります。
たとえば、友人の悩み相談を聞いた際に「可哀想」「何とかしてあげなきゃ…」と自分のことのように感じ、落ち込んでしまうなど。

また、愚痴や悪口などのネガティブな発言を耳にすることで、暗い気持ちになり、モヤモヤから抜け出せなくなる場合もあります。

共感性が高い人は優しい心の持ち主といえます。
しかし、その優しさゆえに人間関係で苦労することも多いです。

元々人付き合いが得意ではない

「人見知り」や「口下手」な人は、人付き合いが得意ではない傾向があります。
むしろ誰かといるよりも1人の時間を好むため、人間関係に疲れてしまうこともしばしば。

とはいえ、学校や職場などは人との関わりを避けられない場所です。
無理に話そうとしたり、周りに合わせたりすることで、さらに疲労やストレスが溜まります。

そして、人と一緒にいるときに「早く1人になりたい」「1人でいるほうが楽」という考えで頭が一杯になってしまうのです。

人間関係に疲れたときの5つの対処法

人間関係に疲れてしまう理由は様々です。
では、そんなときはどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、人間関係に疲れたときの対処法を5つご紹介します。

1人の時間を大切にする

人間関係に疲れたときの対処法1つ目は、1人の時間を大切にすることです。
「1人になりたい」「誰にも会いたくない」というときは、無理をする必要はありません。

人間関係に疲れを感じた場合は、1人の時間を設けることが大切。
自宅でまったり映画を見たり、読書をしたり、好きな音楽を聴いたり、自分が楽しめることをしましょう。

適度な距離感をキープする

いくら親しい友人でも距離感は大切です。
毎日連絡を取り合ったり、頻繁に会ったりするなど、距離が近すぎると疲れてしまう場合があります。

そのため、人間関係に疲れたときこそ周りとの距離感を見直してみましょう。
少しでも心が楽になるのであれば、表面的な付き合いにとどめておくことも1つの方法です。

「嫌われたくない」という気持ちを捨てる

人から嫌われることは決して気分が良いものではありません。
しかし、世の中には色々な性格や考え方、価値観を持った人がいます。
また、育ってきた環境や関わってきた人も違います。

当然合う・合わないもあるため、周りの全員から好かれることは困難です。
たとえ誰かに嫌われたとしても、あなたがダメな人間というわけではありません。

「嫌われたくない」という気持ちは、自分らしさを奪う原因になります。
まずは嫌われることへの恐怖心を捨て、割り切ることが大切です。

ときには自分の気持ちを伝える

人間関係において、自分の気持ちをはっきり伝えることはとても大切です。
自分の気持ちを我慢し続けると、不満やストレスの原因になります。

周りが望む自分でいることは、”良い人”という評価に繋がるかもしれません。
しかし、それによってあなたが苦しくなるのであれば、何の意味もないのです。

あなたがどんな人間であっても、大切に思ってくれる人はいます。
周りに合わせたり、言いたいことを我慢したりするのではなく、あなたらしさを大切にしていきましょう。

苦手な人がいる場合は関係を断つ

苦手な人がいる場合は、関係を断つことをおすすめします。
苦手な人と付き合い続けても、ストレスが溜まる一方です。
ストレスを感じてまで関わる必要がある人はいません。

さらに心を消耗してしまう前に、思い切って関係を断ちましょう。
苦手な人との関係を断つことで、気持ちが楽になり、人付き合いに対して前向きになれるはずです。

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人間関係に疲れたときこそ1人の時間を大切に

今回は、人間関係に疲れる理由や対処法についてご紹介しました。
人間関係に疲れることは誰にでもあります。
そんなときこそ1人の時間を大切にし、心を休めることが大切です。

また、ときには周りとの関係を見直し、人間関係の断捨離をすることも必要。
あなたが自分らしくいられる環境を作っていきましょう。

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著者紹介:おしりん

96年生まれ。 美容関係の仕事を経て、フリーランスウェブライターへ。 女性向けの恋愛、ライフスタイルをメインに執筆活動中。 音楽、洋服、筋トレ、旅行、料理が好き。